好きだった美術館。閉館日前日に訪れていたのですが、今改めて思うことがあります。本日は「神奈川県立近代美術館 鎌倉館」のお話です。

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「神奈川県立近代美術館 鎌倉館」。

残念ながら2016年1月31日(日曜)に一般公開が閉館しました。

設計は板倉準三氏。

コルビジェの元で修行をしていたことが、そこかしこに見え隠れする建築です。

触れずにはいられないピロティ。

池の水面が天井に反射し、てらてらと波が動く様子は

時を感じる装飾のようで、この上なく好きな演出です。

もともと、波紋が好きというのもあるのですが、

そうでなくても、ぼんやりといつまでも見つめていたくなる天井だと思います。

晴れの日は太陽の当たり具合で

反射が楽しめますし、

風が強い日は揺らぎを楽しめます。

また、雨の日などは

波紋の広がりを見ているだけでも飽きません。

柱は鉄骨を石で挟んでいるのですが、その様も

他にない魅力です。

日本的でありながら近代的な象徴のように感じます。

そのほかにも、半外の空間や

かつてコルビジェ訪れた際の足跡etc。

神奈川県立近代美術館 鎌倉館、板倉準三

見所は多いです。

神奈川県立近代美術館 鎌倉館

私は、1階から2階へ上がる時の階段の様子にとても惹かれました。

ポイントは手すりです。

美しい納まりをしていて、最後はどこへ辿り着いているか確認し、

バランスの良さを縦に横にと眺めました。

神奈川県立近代美術館 鎌倉館、板倉準三

神奈川県立近代美術館 鎌倉館、板倉準三

また、1階の扉の開きなど、どこを切り取っても美しいのです。

多くは望みません。どうか、波模様が見える範囲だけでも

復活してもらえないでしょうか。と時折想いを馳せるのでした。



Posted by:suimon39

水紋のように、日々静かに広がる楽しみを味わいます。建築、本、美術館、映画、カメラ、グルメが好きです。

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